「『相性がいい』と『信頼できる』は別だった──数年間で約800万円相当の損失から学んだこと」

「話が合う人=信頼できる人」

私は長い間、そう思っていました。

ゲームの話で盛り上がる。
歴史の話もできる。
冗談も通じる。
一緒に遊ぶと楽しい。

だから、「この人とは親友になれる」と思っていました。

しかし数年後、振り返ってみると、私は多くの時間とお金を失っていました。

そこで初めて気付いたのです。

「相性がいいこと」と「信頼できること」は、まったく別の話だったということに。


当時の私は「楽しい」を優先していた

当時は仕事が終わると、そのグループと頻繁に遊んでいました。

  • カラオケ
  • ボウリング
  • ファミレス
  • 買い物
  • ドライブ

毎日のように集まり、休日も一緒。

グループの中には気になる女性もいたため、「できるだけ参加したい」という気持ちもありました。

今思えば、自分でも無理をしていました。


違和感は小さなことから始まる

最初は、「これくらいなら友達だから」と思えるような、小さなお願いばかりでした。

「ついでに家まで送って。」
「日曜日空いてる?」
「ちょっと付き合って。」

これくらいなら友達同士だから当然だと思っていました。

しかし、次第に要求は変わっていきます。

  • 深夜まで帰れない
  • 送迎が当たり前になる
  • 断ると機嫌が悪くなる
  • 用件を教えず呼び出される
  • 「友達でしょ?」と言われる

お願いではなく、当然のような要求になっていました。


一番怖かったのは「境界線」がなかったこと

後から振り返ると、一番の問題はここでした。

私が言う「境界線」とは、お互いの時間や予定、気持ちを尊重するための線引きのことです。

相手は自分の都合を優先し、こちらの都合をほとんど考えません。

例えば、

  • 勤務中でも何度も電話する
  • 出なければ実家に電話する
  • 繋がるまで連絡を続ける
  • 他の予定があっても変更を求める

つまり、

「相手にも生活がある」という前提がありませんでした。

私はその異常さに気付けませんでした。


個人情報は「信頼」ではなく「利用」の材料になることもある

仲が良くなると、自然に色々なことを話します。

  • 仕事
  • 給料
  • 貯金
  • 家族
  • 恋愛
  • 悩み

私は「友達だから」と思って何でも話していました。

しかし、その情報は後から

  • 他人に話される
  • 話題にされる
  • 勧誘に使われる
  • 断りづらい状況を作る

など、自分が望まない形で使われることがありました。

そこで初めて、

「話しやすい人」と「秘密を守る人」は違う

ということを学びました。


「持ちつ持たれつ」ではなく、一方通行だった

友達なら、お互い助け合うものだと思っていました。

私は

  • 引っ越しを手伝う
  • 車を出す
  • 買い物に付き合う
  • イベントを手伝う
  • 人を紹介する

など、できる範囲で協力していました。

しかし、自分がお願いすると、

「なんで手伝わないといけないの?」

と言われることもありました。

協力は一方通行。

感謝の言葉もほとんどありません。

私はようやく気付きました。

「友達だから助け合う」のではなく、「利用できるから頼んでいただけ」だった可能性があると。


お金だけではなく、時間も失っていた

私は後から、当時の記録を整理しました。

実際に支払ったお金だけでも、

  • FX:約25万円
  • スポーツジム:約3万円
  • 買い物:約15万円
  • 通話料金:約5万円以上

がありました。

さらに、

  • 送迎
  • 深夜までの付き合い
  • ファミレス
  • カラオケ
  • ボウリング

などに費やした時間を、自分なりの時間単価で試算すると、数年間で非常に大きな機会費用になっていました。

もちろん、時間単価の考え方にはさまざまな見方があります。

それでも、「何百時間もの時間を、自分が本当に望んでいたことに使えなかった」という事実は変わりません。


なぜ気付けなかったのか

今なら分かります。

理由は一つではありません。

  • 楽しかった
  • 信頼していた
  • 好きな人がグループにいた
  • 話が合った
  • 毎日睡眠不足だった
  • 「友達だから」と思い込んでいた

つまり、

私は冷静に判断できる状態ではありませんでした。


私が学んだこと

この経験から、私は友達を見る基準を変えました。

趣味が合うことよりも、

  • 約束を守る
  • 断っても尊重してくれる
  • 無理なお願いをしない
  • 秘密を守る
  • 感謝を伝える
  • 困ったときは助け合える
  • お互いに利益だけでなく相手も大切にできる

こうした行動を重視するようになりました。

そして、「楽しい人」ではなく、「安心できる人」と付き合うようになりました。


まとめ

この経験から、私が最も伝えたいことがあります。

「相性がいい人」と「信頼できる人」は同じではありません。

話が合うこと、趣味が同じこと、一緒にいて楽しいことは、人間関係を始めるきっかけにはなります。

しかし、本当に関係を長く続けられるかどうかは、日々の行動によって決まります。

もし相手が、

  • あなたの都合を尊重しない
  • 一方的に要求ばかりする
  • 約束を守らない
  • 感謝を示さない
  • 個人情報を利用する
  • 断ると怒る

という行動を繰り返すなら、それは「相性」の問題ではなく、「信頼」の問題かもしれません。

私は多くの時間とお金を失ってから、その違いに気付きました。

この経験は決して無駄ではありませんでした。

今では、「話が合う人」を探すのではなく、「約束を守り、お互いを尊重できる人」と付き合うことを大切にしています。

人間関係で悩んでいる方がいるなら、相性だけではなく、その人がどんな行動を積み重ねているかにも目を向けてみてください。

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